授業や講座での研究について,ポスターや成果物の展示を行い,各発表場所で発表者が詳しく説明しました。
※以下パンフレットより抜粋
・Javascript を用いた防災学習サイトの作成(3年)
私たちは,Javascript を用いて防災学習サイトの作成に取り組みました。
最初の画面は,柏市にあるすべての避難所の住所の情報を入れ,GoogleMap を用いて現在地から最寄りの避難所までのルート,距離,時間を表示されるようにしました。
マップ以外に,災害対策や災害発生時に使える予備知識を載せた防災コラムページを作り,災害に対する知識を高めるように作成しました。
・QRコードを利用した購買予約アプリケーションの作成(3年)
私たちはQR コードによる認証を用いた購買予約システムの作成を行いました。
購買の前には連日のように行列が発生しており,購入までに時間がかかったり,欲しい商品が買えないといった事態が起きています。
そこで商品を事前に予約し,QR コードによる商品照合を行うことで,スムーズな商品受け渡しを目指したシステムを開発しました。
・時間割アプリケーションの製作(3年)
私たちはMonaca というスマートフォン向けアプリケーションの開発環境を用いて,「時間割アプリケーション」の製作に取り組みました。
「時間割アプリケーション」とは時間割やカレンダーの表示,メモ機能を搭載した授業支援アプリです。また時間割は自分で自分専用の時間割を曜日ごとに設定でき,日付に応
じて表示される時間割が自動的に変更されるといったものです。
会場では,実際にスマートフォンを使って実演したいと思います.
・図書検索システムの構築
(3年)
私達はPHP,MySQL,JavaScript,CSS を用いて図書検索システムの構築を行いました。
現在,柏の葉高校の図書館には個人で利用できる蔵書の検索システムがありません。そのため,図書館を利用するとき本を探すのがとても大変です。
会場で展示しているものは,書籍情報による検索だけでなく,国立国会図書館のAPIを用いてISBN から書籍データを取得したり,現在の書籍データの除籍を行えます。
アプリケーションのデザインはCSS で行いました。
・LAMP環境を用いた購買予約システムの開発
(3年)
私たちは,昼休みに起きる「購買ダッシュ」を解消するためにLAMP 環境を使用し購買予約システムを開発しました。
校内のネットワーク環境を使用して,予約をする際にアカウントを作成し,ネットショッピングのように好きな商品をカートに入れて予約をします。また,購買業者側では簡単にメ
ニューの変更や追加,予約状況の確認,上限の設定なども行えるように工夫しました。
・トラス構造の強度を検証する
(3年)
私は橋の構造に多く使われているトラス構造の強度について研究しました。トラス構造とは三角形を基本にして組まれた構造のことです。この構造を用いることによって少ない材料で高い耐久力を持った構造体を作ることができます。
今回の実験では小さな橋の模型を3D プリンターで作ったものに,さまざまな場面を想定した負荷をかけて変化を記録し,まとめました。
・Raspberry Piを用いた自転車盗難防止システムの作成
(3年)
私達はRaspberry Pi を用いて動きを検知し,警報を鳴らすとともにスマホに通知を送ることを目標として研究に取組みました。
Raspberry Pi に繋げた加速度センサで動きを検知し,動きに応じてスピーカーを鳴らすという仕組みになっています。
Raspberry Pi に搭載されたデバイスが少ないので,持ち運びをしやすく
なっています。
今後はこれに加えて通信用のデバイスを取り付け,スマホに通知を送れるようにしていく予定です。
・プロシージャルAI の研究
(3年)
私たちは,ゲーム開発環境「Unity」を用いたプロシージャルAI の開発に取り組みました。
プロシージャルAI とは,ユーザーに合わせて難易度を変更し,ユーザー各々に違う体験を与えるAI です。現在は,倒した敵の数を判断材料にして難易度を変更することが可能です。最終目標は,クリアタイムや,攻撃を受けた回数,ユーザーの移動距離などを用いて,より精密にユーザーに合った難易度を提供することです。
ポスター発表の際は,シューティングゲームのデモをご覧にいれます。
・太陽熱発電のためのスターリングエンジンの研究
(3年)
エンジンが熱を運動に変換するときには、必ず排熱が生じます。この排熱が少ないほど,効率が良いエンジンと言えるわけです。スターリングエンジンは,ガソリンエンジン等に比べて排熱が小さく,高効率と言えます。
今回の実験では,温度差・温度に対する回転時間の比較を行いました。その結果,加熱部の温度が回転時間に大きく影響していることが解りました。
当日も動作実験を行います。是非,ご覧になって下さい。
・植物の効率的な発芽・発育の研究
(3年)
私たちはルッコラを用いて,効率的な発芽・発育について研究しました。
さまざまな環境下におけるルッコラの発芽からその後の成長を観察しました。そしてその結果に基づき効率的な発芽について分析しました。
具体的には好光性種子植物であるルッコラに,発芽の際照らす光の色を変えるなどの環境の変化を与えることでルッコラの発芽にかかる時間やその後の状態を観察しました。
・色彩学を用いたCM分析
(3年)
私たちはテレビCM を,色彩学を用いて分析しました。
テレビCM を実際に見ているとき皆さんはどのような感想を抱きますか?「退屈だ」「早く本編にならないかな」そういったことを感じる人が多いのではないかと思われます。
そこで,テレビCM とは本当に効果的なものなのか疑問に思い,Open CV・アンケート等を活用し,色彩学の観点から分析を行いました。
・聴覚障害者とのコミュニケーション手段の研究(3年)
私は,「聴覚障害者とのコミュニケーション手段の研究」について取り組みました。
聴覚障害者の主なコミュニケーションは手話と筆談ですが,手話は国によって種類が異なります。
そこで,手話と筆談を使わずに情報を伝えることができればいいと思い,口話,ジェスチャー,口話+ジェスチャーの3つの方法を用いてどの方法が一番伝わるか研究をして,口話+ジェスチャーを用いた方法が一番伝わると分かりました。
・実は足りてない!?~高校生のお弁当~(3年)
私たちは高校生のお弁当を理想栄養値に近づける研究をしました。
成長期の高校生に必要な栄養をお弁当で摂取できていないと思ったことから,この研究を始めました。
まず,柏の葉校生のお弁当の栄養素の統計を取りました。その結果わかったことは必要な栄養をお弁当で取れていないということです。それを元に理想栄養値に近づけたお弁当を作成しました。また,それを広めるためにポスターとWeb サイトを作成しました。
・授業作品展示(3年)
情報理数科3年生の選択科目「情報コンテンツ実習」と普通科・情報理数科3年生の選択科目「情報デザイン」で制作した作品を展示します。情報コンテンツ実習では,コンピュータグラフィックスの表現技法やコンテンツ制作の過程を学んでいます。情報デザインでは,デザインの基本的な理論を学び,作品制作を通して表現力を学びました。この1年間の成果をどうぞご覧ください。
・情報と社会についてのレポート(1年)
1 年生の「情報産業と社会」の授業で,生徒ひとりひとりがテーマを決めて調査したことをレポートにまとめました。ご自由に手にとってお読みいただけます。現在、生徒が何に興味を持っているのかがわかる作品ばかりとなっています。展示場所から持ち出さずに,その場でお読みください。
・ロボットの実演
高大連携のひとつとして日本大学理工学部の支援を受けてロボット講座を実施しています。グループごとに動きを工夫しながら製作したロボットを展示・実演します。日本大学中学高校交流ロボットコンテストに出品したロボットもあります。