第3回 プログラミング講座
~変数と繰り返し処理~
今日は変数と繰り返し処理についてです。
「変数を使わないプログラムは殆どありません。Processingでは必ず変数を宣言しなければなりません。」という話から始まりました。
スライドで例を見せながら、まずは変数の型(今日はIntger(整数)のみ)と値の代入の仕方の説明がありました。そのあと、生徒たちは実際に打ち込んでみます。抜けている文字があったりすると、プログラムはうまく動きません。赤いエラーメッセージが表示されている画面が多く見られました。
次は変数への値の代入です。 普通の数式とは違うので、先生はホワイトボードに例を書いて1つ1つ説明してくれて、左辺と右辺を間違わないようにと注意がありました。
そして、今日のメインの繰り返し処理です。繰り返し処理「for文」を使って、1~10までの数値を表示してみます。数値を増やすことができたら、線や図形の描画へと続きます。
変数に代入する数値をいろいろと変えていくことで、生徒にいよって様々な形の図形が描かれています。「このあいだたくさん書いていた文は、繰り返し文使えばよかったんじゃないですか?!無駄だった!」なんていう生徒もいました。
「先生が提示した図形と同じものを描く」という課題では、四苦八苦した挙句、課題とは違うおもしろい図形ができている生徒もいました。先生からヒントが出ると、「わかった!」という声もちらほら聞こえました。
繰り返し文の注意として「無限ループ」があります。繰り返し処理の終了条件がおかしいと永遠に処理を繰り返し続けて、コンピュータの動作が止まってしまう状態のことです。
先生が、無限ループを実際にやってくださり、CPU100%になってパソコンが動かなくなっている様子を見せてくれました。実際にやってみた生徒も数名いて、パソコンがぱったり動かなくなったのを実体験していました。
また、色(RGBやHSB)の数値を変数にして色の変化を繰り返し処理でつけると、黒い線がとは違い、グラデーションや虹色の図形ができあがりました。
最後は、各々で自由作画となりましたが、変数の値を乱数(RANDOM)で発生させて代入する方法も紹介されました。ある程度、整ったものを作るには、1つの値は固定する等の工夫が必要だとも話して下さいました。
大学の先生をお招きしての講義は、1学期はこれで終了です。次回は、7/14にまとめをする事後講座があります。忘れないようにしましょう。