東京大学柏キャンパス見学会
柏キャンパス概要説明(東大柏図書館にて)
最初に見学した場所は図書館でした。プロジェクターを使い、東京大学の歴史と柏キャンパスが設置された意義についての説明をしていただきました。柏キャンパスの図書館は非常に蔵書量が多く、本郷キャンパスと駒場キャンパスの古くなった本を蔵書する機能を持っているそうです。その後、メダカについて研究している三谷先生の研究内容についての説明をしていただきました。「発光くらげの細胞が注入された、光るメダカ」等、さまざまな動画、画像を見せていただきました。
三谷研究室
図書館を出発し、実際にサンプルとして日本全国と隣国から集められたメダカの野外飼育場を見学しました。また、生徒からの質問に丁寧答えていただきました。
風洞実験施設
ここで説明して下さったのは鈴木先生で、軽く自己紹介をいただき実験施設のある部屋へ案内してもらいました。実際に実験装置を見てみると、とても大規模なものです。風洞実験装置の機能と原理や、どのような研究に役立てられているか等についての説明をいただきました。また、ユーモアを含んで話していただき、生徒たちも興味を示している様子でした。
気候システム研究センター
ここでは気候システムについての説明をプロジェクターを使い今須先生に説明していただきました。今回お話をしていただいた気候システムとは以下の通りでした。2009年現在までの温暖化と、これからの2100年までの温暖化の最新予想モデルを作るというものであり、実際にその予想モデルを見せていただきました。生徒たちも未来の地球の姿には驚いている様子でした。
空間情報科学研究センター
最後にお世話になったのは空間情報について研究されている、木實先生と古橋先生です。情報の7割は場所と関係しており、場所に欲しい情報を付随させる(例:グーグルアースなど)ことで新しい試みができるかどうかの研究でした。GPSよりも精度の高いものについて研究したり、噂やウイルスの広まり方についても研究を行っているとのことでした。
大学の雰囲気を肌で感じるまではどこか面倒くさそうな態度が見受けられましたが、大学に到着してからは生き生きとしている様子でした。また、大学の食堂や最先端の図書館、キャンパス内にいたるところにオブジェとして飾られている実際の実験装置等、いろいろなものに「これすごい。」などの生徒たちの声が聞こえました。説明を受けているときも、非日常的な動画画像・物理現象等をたくさん目の当たりにし、驚くと同時に感動している場面も多々見受けられました。