特別授業「PC解剖実習(ソフトウェア編:1)」
9月15日,1年生を対象に6,7限の「情報産業と社会」の授業の中で,日本大学理工学部電子情報工学科の高橋先生をお招きして特別授業をしていただきました。大学院の学生の方にも来ていただいて,細かい指導をしていただきました。
先生から自己紹介があり,電子情報工学科というところでどのような勉強をしているのかを簡単に教えていただきました。その後講義が始まりました。ソフトウェア編の授業では,ソフトウェアの仕組みを2回にわたって講義していただきます。今回はコンピュータ内部での各種データの扱われ方について,次回はプログラムが内部でどのようになっているかについて学びます。
2進数,10進数,16進数についてお話があり,パソコンの中では0と1で様々な情報を処理しているということを復習しました。そして,画像情報や音情報もそれぞれのやり方で0と1のデータとして処理されていることを分かりやすく講義していただきました。


講義の後休憩を挟み,「バイナリエディタ」というソフトを使って,実際にパソコンの中で文字情報や画像情報等がどのように処理されているかを見るという実習を行いました。テキストファイル等をバイナリエディタで開くと,データが0と1で保存されていることを見ることができます。当たり前のように日本語や画像が表示されているパソコンですが,内部ではこのような数値でデータが処理されているということを実際に目で見て体験でき,2進数や16進数を少し苦手にしていた生徒も興味を持ったようでした。テキストファイルのデータを書き換える実習では,文字コードを思い出しながら直接書き換え,思い思いの文章を作成していました。




次回の「PC解剖実習(ソフトウェア編:2)」では,プログラムの内部がどうなっているかということについて講義していただきます。