特別授業「PC解剖実習(ソフトウェア編:2)」
9月28日に,前回と同様,日本大学理工学部の高橋先生にお越しいただき,PC解剖実習・ソフトウェア編の第2回を実施しました。
最初は,コンピュータの中身について説明してくださいました。マザーボードに乗っている,メモリとCPUの役割や,それらがどのようにしてプログラムを実行しているかなどを教わりました。
次は,コンピュータに対して命令やデータを与える,プログラム言語について学びました。プログラム言語には,色々な種類と特徴があります。今回使う言語は,「アセンブリ言語」というもので,この言語は,0と1で表される「マシン語」と呼ばれるものに1対1に対応しているため,処理が早いことが特徴です。


その後,先生から,プログラムによって命令を受けたCPUは,どのような処理をして結果を出すか,動画を用いてわかりやすく教えていただきました。人間の頭でもすぐに答えが出せるような簡単な足し算であっても,コンピュータの内部では,CPUとメモリが多くのやり取りをして答えを出すことがわかりました。
その説明を参考に,今度は実際にアセンブリ言語を用いて,コンピュータに「5+3」という計算をさせる実習を行いました。生徒は初めて使う言語に,最初は苦戦していましたが,先生の丁寧な説明があり,全員が正しく書き,答えが出せるようになりました。また,完成したプログラムを一行一行実行していき,CPU内部のどの場所に,「8」という計算結果が格納されているのかなどを確認しました。




この実習をとおして,コンピュータは命令やデータを与えないと動かないこと,しかしそれを与えれば瞬時にして多くの処理を行い,正確な答えを出すことがよくわかりました。
次回は,PC解剖実習(ハードウェア編)として,日本大学にて実際にパソコンを分解(解剖)し,ハードウェアについて詳しく学びます。